京都新聞で立命館大学に図書館が寄贈されるというニュースがあったので
お伝えしたいと思います。
18日付の京都新聞のニュースで出ていた記事ですが、烏丸御池にある、
電子部品メーカー、ニチコンの実質的な創業者である故平井嘉一郎氏の妻の信子さんが
立命館大学に図書館を寄贈することが分かったそうです。
建設費は45億円だそうで、正門前の体育館の跡地に建設して、学生だけではなく、
一般にも広く開放される予定みたいです。
平井氏はもともと同大学の法学部の卒業生で、2001年に93歳でなくなるまで
経営難に陥っていたニチコンの前会社から建て直し、京都有数の企業に
育て上げた人物です。
少子化対策や青少年の健全育成に取り組んだ意志を夫人の信子さんが
引継ぎ、06年に立命大の法学研究者を育成する研究奨励賞を創設して、
奨励金を授与するなしてこられたそうです。
これだけでも社会貢献として十分だと思うのですが、夫人は今回さらに
莫大な建設費のかかる図書館の寄贈を決めたそうです。
図書館は「平井嘉一郎記念図書館」という名前で、地下2階、地上3階建てで、
延べ1万5千平方メートルの大きさになるそうです。座席数も2.000を超える
大きなものになりそうです。
2015年の秋の開館予定で、一般にも開放されて学生と地域の住民の方に
とって、交流と教養を深める、大学の存在意義の高まる建物になりますね。
京都ではたまにこういった大企業の方の寄贈の話を聞いたりしますが、
やはり、社会への奉仕も起業として大事な仕事の一部だなと
改めて感じさせられるニュースでした。
京都 賃貸Five営業日記