野村美術館 平成23年春季特別展
京都市左京区にある野村美術館の平成23年春季特別展をご紹介します。
茶の湯は16世紀初頭に成立したと考えられているが、当初用いられていた
掛物・花入・茶入・茶碗などはほとんど唐物、つまり中国から請来された
文物だったそうです。
それが、16世紀末に「侘数寄(わびすき)」の思想が確立すると、
唐物に代わって朝鮮半島産や日本産のものが多く用いられるように
次第になっていったようです。
江戸時代以降侘数寄の茶の湯では唐物が用いられることは
ほとんどなくなったが、侘数寄に用いる茶道具は唐物を念頭において
選ばれたり作られたりしたものであり、茶の湯の世界で唐物は常に
その中心にある存在として意識されていたようです。
今回の展示では、大名物・名物として大名家に伝来した唐物道具を展示し、
茶の湯における唐物の意味を考え、その美しさを鑑賞することが
できます。
会場 野村美術館
日時 前期...2011/3/5(土)~4/17(日) 後期...2011/4/19(火)~6/5(日)
住所 京都市左京区南禅寺下河原町61
料金 大人700円 大高生300円 中小生200円
お問合せ先 野村美術館 075-751-0374
ホームページ 野村美術館 http://www.nomura-museum.or.jp/
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